アラウンド・チャイナ

ガイドブックにはあまり載らないニッチな中国旅行指南

車から下車できるサファリパーク・常州淹城野生動物世界で動物と触れ合おう!

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常州淹城野生動物世界

 前回の「テーマパークと侮るなかれ!中華恐竜園で本物の恐竜の化石を見よう!」にて、常州恐竜園はその絶叫マシンのラインアップといい、上海からの距離感といい、まさに中国の「富士急ハイランド」という話を書いた。

www.morientes.jp

 だが、富士といえば富士急ともうひとつ欠かせないスポットがある。

 ふじぃ!サ・ファ・リ・パァァァク

 である。

www.fujisafari.co.jp

 そして偶然とは恐ろしいもので、常州にもサファリパークが存在する。それが常州淹城野生動物世界(cháng zhōu yān chéng yě shēng dòng wù shì jie:チャンジョウヤンチェンイェシェンドンウーシージエ)。ちなみに野生動物世界は常州市郊外の淹城という地域にあり、駅の北にある中華恐竜園からの距離は約25km。富士急ハイランドから富士サファリパークまでの距離は約40kmだから距離感的にも似てるっていえば似てる。そうか、常州は中国の富士エリアだったんだ!と新たな発見に我ながら驚いた(といっても常州に富士山はおろか山はないけど)。

 さて、野生動物世界は自家用車で行くことも可能。さらに日本では考えられないことだが、リアによっては車から降りてもいいらしい(というか、降りる前提の作りになっているエリアがある)。ま、安全に作られているのだろうと思いながらも、同時に「そういや最近、北京のサファリパークで虎に襲われた人がいたっけ」と思い出しつつ、野生動物世界について紹介していきたい。

matome.naver.jp

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いざ出発!どんな動物が出てくるのかドキドキするなー

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最初に現れたのは…え、ネズミ(正式にはヌートリア)

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続いてはジャコウネコ…(正式にはビントロング)

 どういうコンセプトの設計なのかわからぬが、サファリパークは齧歯類ゾーンからスタート。というか、いきなり車から降りないと見られないし…。車から降りるとはこういうことかと思いつつ、これでは車で入場しなくていいのでは?と素朴な疑問を抱く。

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ヒャッホーウ!キタホウジロテナガザル

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パンダはパンダでもレッサーパンダ!

 うーん、ジモトの野毛山動物園でも見られる動物ばっかりだ。しかも野毛山はタダだしな。

www.hama-midorinokyokai.or.jp

 さて、気を取り直し、車に乗って再出発!

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これこれ。これぞサファリパークの醍醐味!

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柵があるので車から降りることが可能。うん、車なくていいな、ここ

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プーさんのような熊ゾーン。ここも下車可能。ちょっと怖い

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ひぇー。人が降りると熊が立ち上がる!襲われるーーーー!

 熊がいるのは崖があるので、落ちない限り安全。実は餌やりが可能で、腹を空かせた熊達が餌をよこせとアピールする図なのである。健気にも思えるけど、やっぱり怖い!

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こちらは狼の餌やりゾーン。犬じゃないんだから

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さすがに猛獣には餌やり禁止。虎、すげー怖い

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こちらはライオン。車から降りる人の気が知れない

 さて猛獣ゾーンを抜けると、草食動物達とのふれあいゾーン。車の中から餌やりを楽しむことができるらしい。

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っていうかアルパカが追いかけてくるんですけど!

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車の窓はヨダレだらけ。というかアルパカが一番怖いわ!

 一番命の危険を感じたのがアルパカゾーン。こんなん、絶対車から降りられないでしょ。ということで、富士サファリパークとは別の意味でスリル満点の常州淹城野生動物世界。常州に行ったら中華恐竜園とセットで楽しんでほしい。

 

 <DATA>

常州淹城野生动物世界

交通:常州駅からバス68路で淹城下車、徒歩8分(640m)

時間:9:00-17:00

料金:大人180元・こども90元。自家用車の乗り入れは200元

goo.gl

 

<今日の中国語>

老鼠(lǎo shǔ)ラオシュー:ネズミ

长颈鹿(cháng jǐng lù)チャンジンルー:キリン

斑马(bān mǎ)バンマー:しまうま

老虎(lǎo hǔ)ラオフー:虎

狮子(shī zi)シーズ:ライオン

羊驼(yáng tuó)ヤントゥオ:アルパカ

 

 

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