四川のメインイベントはやっぱりパンダ!パンダ基地でパンダ三昧だ!
なるべくニッチな観光地を紹介してきた当ブログであるが、今回だけは許してください。なんせ、パンダが大好きなもんだから…。
成都特集第三弾は、やっぱりパンダ。四川料理も川劇も所詮は前座であって、メインイベントはどうしてもパンダでなければならない。とはいえ、「アラウンンド・チャイナ」的には意表をついて成都動物園の紹介でもしようと思ったのだが、困ったことに成都動物園からパンダファンの聖地・成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(パンダ基地と呼ぶ)まではパスで一本。目と鼻の先まで来て聖地に寄らずににいられるか、ということで、とぼとぼとやって来てしまった次第だ。
パンダ基地の何たるかはこの場で述べない。なんせ、日本人にも人気の観光地だから日本語のホームページも存在するのだ(ちなみにライブストリーミングも行っていて、これが見ていて飽きない)。
ということで、当ブログではバーチャルツアーを実施。皆さんにパンダ基地に行った気になっていただきたいと思う。
By Kreisverkehrsampel - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
見ないうちに随分派手になったね…。個人的には以前のこじんまりした感じの方が、秘密基地っぽいイメージがあって好きなんだけどな。
気にせず、先へ進もう。
さて、最初にパンダ舎を見てしまったが、この基地の特徴はパンダが生息する環境を再現しているところ。動物園とは異なる、自然界に生きるパンダの様子を観察することができるのが特徴だ。
柵が低いので、乗り越えられたらどうしよう?と心配になるが、柵の奥は壕が掘ってありパンダが柵を乗り越えるのは不可能になっている(逆に観客も柵の向こうに落ちない限り、パンダに近づくことはできない)。パンダは柵の下まで結構近づいてくれるので、かなり近くで観察することが可能だ。
このパンダ基地のすごいところは動物園の猿山並みに、パンダがごっちゃりいる風景が見られるということだ。日本でパンダはやっぱり貴重で、一頭ないし二頭のパンダをありがたがって見る感覚があったが、パンダ基地では右も左もパンダだらけであり、列も作らず、並ばず、後ろの人を気にすることもなく、いつまでもだらだらと見続けることができる。なお、パンダというと、じっと動かず、だらだらしている印象があるが(蘇州動物園にいたパンダは小一時間以上、上下逆さまの姿で動かなかった)、やはり自然の環境に近いからか、パンダ基地のパンダはとても活動的。こんなに速く歩くのかと驚かされるほどきびきび動く。ちなみにパンダの活動時間は午前中だということで、より動き回るパンダが見たければ朝一で訪れるべし。ここでパンダを見ると、パンダの印象がかなり変わる。
パンダは中国語で「大熊猫」だが、パンダ基地には「小熊猫」ことレッサーパンダもいる。
やっぱりパンダ見た後に、レッサーパンダを見ても微妙。本当は先にレッサーパンダを見ればいいのだが、パンダ基地に入ると気が急いて一刻も早くパンダが見たい!という気持ちになる。よってレッサーパンダは、ここにいらない気がする。
出口の脇にはパンダ博物館も併設。なかなかコアな展示なだけに、ぜひ帰りがけに寄りたい。
ちなみに、この博物館で僕が気になったのは、この絵。
動物たちが古代の戦に利用されていたということだが、果たしてパンダが従順に人間の言うことを聞き、戦いに加わったのか? 甚だ疑問であるが、パンダは熊だけに襲われたらやっぱり怖い。
うじゃうじゃいるパンダに、人の集まらないレッサーパンダ園、そして何でも展示してしまう博物館と、日本の動物園では絶対に体験できないひと時を楽しめる本場・成都のパンダ基地。成都に行ったら絶対に寄らなければならないし、寄らないと後悔するハズだ。
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<DATA>
成都大熊猫繁育研究基地
交通:成都駅から地下鉄7号線火車北駅から駟馬橋まで乗り3号線に乗り換え、熊猫大道下車。バスd025路に乗り熊猫基地下車、徒歩5分(360m)
時間:7:30-18:00
料金:55元
<今日の中国語>
大熊猫(dà xióng māo)ダーションマオ:パンダ
小熊猫(xiǎo xióng māo)シャオションマオ:レッサーパンダ
屎(shǐ)シー:排便。動物の「屎」は粪便(fèn biàn:フェンビェン)と言うことが多い。
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