やっぱり夏は海だよね！連島ビーチリゾートで海水浴＆海鮮料理を満喫

f:id:morientes-jp:20190808123651j:plain — 大沙湾遊楽園

　夏といえば海！というのが我々ニッポン人の発想。日本は島国なので海は身近な存在。車でちょっと走らせればビーチにたどり着く。

　対して中国はといえば、沿岸部を除けば、ほぼ海なし県ならぬ海なし省。沿岸部といっても遼寧、河北、山東、江蘇、浙江、福建、広東、海南、広西の９省と天津と上海の２直轄市しかない。したがって大半の中国人にとって、海は無縁の存在だ。しかも、例えば上海の場合、市街地は海に面しているわけではなく、海はといえば浦東空港のさらに先とかなり遠い。さらにビーチはといえば、金山という、浙江省との省境の方まで行かねばならない。

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　全くもって身近ではないのだ。しかも、中国では学校で水泳の授業などないので、驚くことに、ほとんどの人が泳げない、ないし、泳いだ経験がない。日本人が「中国にはビーチがないよな」とボヤいてもニーズがないのだから仕方ない話なのである。

　とはいえ、ビーチは全くないわけではなく、ある場所にはある。おそらく一番有名なのは青島のビーチで市内のいたるところにあるが（海藻がすごいけど）、花果山のある連雲港にもビーチがある。それが連島海浜旅遊度假区（lián dǎo hǎi bīn lǚ yóu dù jià qū：リェンダオハイビンリューヨウドゥジャーチュ）。日本語っぽく訳すと連島ビーチリゾートという感じだろう。

　連雲港はその名の通り、大きな港であるが、連島ビーチリゾートはその港の海側に浮かぶ島にある。島といっても橋が通っているのでバスでアクセス可能。橋の長さもそれほどあるわけではなく、地図を見なければ島であることに気づかないほどだ。

　メインビーチは「大沙湾遊楽園（dà shā wān yóu lè yuán：ダーシャーワンヨウルーユェン）」にある。遊楽園は本来、遊園地の意味だが、ここにあるのはビーチのみ。おそらくマリンスポーツができることから、遊園地と名乗っていると思われる。しかしながら、僕が行ったのは季節外れで、閑散としていた。夏になれば、いろいろアトラクションが設置されるのかもしれない。