アラウンド・チャイナ

ガイドブックにはあまり載らないニッチな中国旅行指南

1.5元で楽しむ長江クルーズ!武漢に行ったら中華路から渡し船に乗ろう

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武漢・中華路碼頭

 中国旅行といえば、万里の長城桂林の漓江下りなど、いくつかハイライトがあると思うが(そういった観光地はまったく紹介しないわけだが)、その中のひとつにあげられるのが長江三峡下りだろう。重慶を出発し、三峡ダムを経て、宜昌までというのが一般的。赤壁など三国志ゆかりの地を巡るなら、さらに武漢まで進むことになる。

 優雅な旅だが、時間はかかるし、お金もかかる(中国でチケットを買うと、一等で1500元、四等で300元くらいが相場らしい。ちなみに日本人は四等で過ごすなど、とてもじゃないけど無理だと思う)。もっと手軽に長江クルーズを楽しむ方法がないものか、といえば、実はあるのだ。武漢の漢口(hàn kǒu:ハンコウ)と武昌(wǔ chāng:ウーチャン)を結ぶ、渡し船に乗ればいい。なんとチケット代はたったの1.5元(20円くらい)。約15分のミニクルーズが楽しめる。

 出発は長江大橋のたもとにある中華路碼頭とする。この中華路碼頭、観光地である黄鶴楼(中学校の漢文でお馴染み「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」の舞台)からもほど近く、わざわざ行く場所でもないので便利だ。

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渡し船の船内。地元の人は我先にと座る

 チケットを買い求めたら、船に乗り込もう。鉄則としては慌てて乗り込む必要はない。無意味に混むし、とんどの人は座りたいから急ぐのだ(座っていると前に人が立つので景色は全く見えなくなる)。船首に向かって左が漢口・漢陽側、右が武昌側。オススメは左だ(ちなみに漢口、漢陽、武昌の3つの地名が合わさって武漢と呼び、武漢という地名があるわけではない)。

 

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 さて、船が動き出す。ここからは写真で紹介していこう。

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漢陽の亀山電子塔(テレビ塔)。登るのに120元もかかる

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長江大橋を横から望む。しかし、水の色が茶色い。

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武漢関碼頭が見えてくる。後ろは武漢随一の繁華街・漢口

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武漢関碼頭に到着。中国人は我先に降りたがるので慌てず行こう

 到着する武漢関(中国では漢口関と呼ぶのが一般的)は、租界時代の建物が立ち並ぶ、いわば上海の外灘のような場所。船を降りると、こうした歴史的建造物が迎えてくれるのは嬉しい。そのまま先を進めば、江漢路というショッピングストリート。観光で渡し船というと乗るだけのことが多いが、武漢の場合はなかなか実用的だ。

 

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 <DATA>

武汉轮渡中华路码头

交通:黄鶴楼より徒歩20分(1.6km)。ちなみに黄鶴楼までは漢口駅よりバス10路で首義路閲馬場下車、徒歩5分(390m)

時間:6:30-16:00

料金:1.5元

goo.gl

 

<今日の中国語>

轮渡(lún dù)ルンドゥ:フェリー

码头(mǎ tou)マートウ:船付き場

步行街(bù xíng jiē)ブーシンジエ:歩行者天国

 

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